コマンドプロンプトでのファイル/フォルダー操作について
コマンドプロンプトでのファイル/フォルダー操作について。
フォルダーの作成
新しいフォルダーを作成するには、md(mkdir)を使用する。
フォルダー名を複数列挙するとそれらが同時に全て作成され、階層フォルダー名を指定すると(例「.\aa\bb\cc\dd\ee」)、途中のサブフォルダーが存在しない場合はそれらが自動的に作成される。
ファイル/フォルダーの削除
ファイルを削除するにはdel(erase)コマンドを利用する。
フォルダーを削除する場合はrd(rmdir)コマンドを使用するが、rdコマンドではワイルドカードでは指定できないので、必要なら複数のフォルダー名を列挙する必要がある。
フォルダーツリーを再帰的に全て削除するには、rdに/sオプションを併用する。
ファイルのコピー
copyコマンドかxcopy、robocopyコマンドを使用する。
copyはファイルのコピー、xcopy/robocopyはサブフォルダーを含むツリーのコピーに利用する。
ファイルの名前変更/移動
ファイル/フォルダー名を変更するにはren(rename)コマンドを使用する。
(コピーではなく)移動するには、moveコマンドを使う。
ファイルの属性やセキュリティ設定
ファイルの属性を表示/設定するにはattribコマンド、ファイルのセキュリティ設定を表示/設定するにはcacls/icaclsコマンドなどを利用する。
またユーザー名と権限の表示にはwhoamiコマンド、ファイルの所有権の取得にはtakeownコマンドが利用する。
文字列の検索
ファイルの中に特定の文字列が含まれているかどうかを調べるには、findコマンドを使用する。
ただしこのコマンドでは固定的な文字列しか検索できないので、正規表現を使って検索したければfindstrという別のコマンドを利用する。
ソート/比較
テキストファイルの内容を、その文字コード順にソートするにはsortコマンドを使用する。
テキストファイルの比較にはfcコマンドを利用し、バイナリファイルの比較にはfc /bコマンドかcompコマンドを利用する。
ファイルに対する繰り返し処理
ファイルやフォルダーの一覧に対して、コマンドなどを繰り返し適用するには、forコマンドやforfilesコマンドを利用する。